スワップ取引の基本的な仕組み

金融用語にスワップというものがあります。金利スワップや通貨スワップを指すこともありますが、今回は外貨売却・外貨購入といった外国為替の分野でいうスワップを説明します。

スワップ取引とは、受け渡し日の異なる外国為替の売買を同時に行う取引です。直物と先物、または先物と先物を同時に売ったり買ったりする形態をとります。

たとえば、直物を1000万ドルで売るのとあわせて3ヶ月先物を1000万ドル買ったり、3ヶ月先物を2000万ドル買うと同時に6ヶ月先物を2000万ドル売るといった取引がスワップ取引です。

スワップ取引をする目的には次のようなものがあります。一つ目は、先物為替を作るため です。銀行間市場は直物市場と先物市場で構成されているため、先物為替の値決めをする場合やポジションを作りたい場合には、直物レートとスワップレートから先物レートを導き出します。

二つ目は外国為替レートの変動リスクを回避することです。外貨建ての株式や債券などを保有するとき、直物外貨での購入と一緒に先物で外貨売却をして、保有期間の外国為替レートの変動で損失がでることを回避します。

三つ目は為替差益を狙った投機的取引です。スワップレートは二つの通貨の金利差の変動によって動きます。そして金利変化を予測することでスワップのポイントを獲得できるように行動します。たとえば、6ヶ月のドル/円のスワップレートが120銭のドルのプレミアムだった場合。このとき直物売り、6ヶ月先物買いのスワップをすると、1.20のポイントを払います。