裁定取引金利

外国為替市場での裁定取引金利の変動に関する予測は、外貨売却・外貨購入が行われる二つの通貨の金利差もの変動予測にも関係しています。このような場合、外国為替市場では二つ の逆方向のスワップ取引を、先物受け渡し日をずらして行う裁定取引が思い浮かびます。

現在の金利差3(ドル=5%、円=8)の場合であれば、ドルの円に対するプレミアム率でもありますから、スワップレートは1ヶ月で0.336ヶ月で1.95になります。この時、円金利が1ヶ月以内に1%下がれば、ドルの円に対するプレミアム率3-12%に変わります。したがって、直物ドル買い(円売りで6ヶ月先物ドル売り(円買い)のスワップをして1.95取ります。 また、直物キャッシュフローを合わせるためには、直物ドル売り(円買い)1ヶ月先物ドル買い(円売り)のスワップをして0.33払います。これにより、1ヶ月先物ドル買 い、6ヶ月先物ドル売りというスワップポジションを持つことが分かるでしょう。

1ヶ月以内にプレミアム率が2%になったとすると、この5ヶ月のスワップポジションのスワップレートは1.08。そしてこのポジションをスクエアにするために、ドルを売却して円を購入するというスワップをして1.08払います。

この一連の取引の収支は、1.95(0.33l.08)054になり、1ドルにつき54銭の利益を得られたことになります。これは5ヶ月で1%の利益が出たということでもあり、もし100万ドル (13000万円)の運用をしていたとすれば54万円もの利益になります。