金融市場と外国為替市場の関係性

外国為替市場では外貨売却にしろ、外貨購入にしろ、二つ以上の通貨が関係する為替資金取引が行なわれます。外国為替市場と金融市場の間には、以下のような原則が存在しています。

先物為替相場のプレミアムもしくはディスカウント率は、二つの通貨の実質金利の差に等しくなります。ただし、この理論が完全に適用されるのは、資本の移動が完全に自由で規制のないオフショア市場に限られます。国内の市場で完全に一致することはほとんどありません。

相対的に高い金利の通貨は、 相対的に低い金利の通貨に対して先物為替市場ではディスカウントになります。一方、相対的に金利の低い通貨は相対的に金利の高い通貨に対して先物為替市場ではプレミアムになります。

ドルと円の金利差が金融市場で2%である場合、外国為替市場でのスワップレートは6ヶ月で130銭。これを年率に修正すると2%です。つまり、ドルは円に対して6ヶ月の先物で2%のプレミアムになっているといえます。これは金融市場での金利差と同じです。

反対に、金融市場での金利2%から外国為替市場での6ヶ月のスワップレートを求めると、120銭になります。ドルが円より金利が下がっているため、ドルが円に対して先物でプレミアムということです。したがって、直物レート130.001.30のスワップレートを加えればおのずと6ヶ月の先物レートが得られます。金融市場と外国為替市場との間に均衡した関係がない場合は、為替リスクを負わずに裁定取引が均衡した関係になるまで行われることになります。