金融市場と外国為替市場の関連

外貨売却・購入の取引の中には、外国の債券を買う場合や外貨預金をする場合など金融市場の取引が同時に関係しているものもたくさんあります。したがって、外国為替を正しく理解するためには、金融市場や金利についての基本的事項を学んでおく必要があるでしょう。

金融市場とは、資金の貸し借りをしたり、預けたりする市場のことを指します。この市場の主な参加者は、商業銀行や中央銀行、企業など。それぞれの目的を金融市場で遂行しています。

たとえば、商業銀行には次のような目的があります。 ①流動制を確保すること。銀行は信用第一であるため、緊急の場合にいつでも資金を調達(借入れ)できる市場がなければなりません。②余剰資金をできるだけ高金利で運用すること。③日常業務で必要な資金を可能な限り低いコストで借りること。

また、中央銀行の場合は、国家の金融政策を推し進めるために金融市場を使います。言い換えると中央銀行は金融市場を通して、短期証券の売買によって市場の資金量の調整を図り、商業銀行への貸出し金利(公定歩合)に手を加えることで金融市場の金利水準に影響を及ぼしています。そして、商業銀行が無利子で預けている基準預金の額を変えることと、市場の資金量や金利にも影響を与えています。

企業においての金融市場の役割は、商業銀行とだいたい同じです。個人の場合も、何かしら預金を持っている人や、住宅ローンなどを借りている人が金融市場の参加者となります。