外国為替相場はなぜ変動するのか

通貨の交換レートが常に変動するのは、今の為替取引自体が、各国の通貨の需給関係で動く「変動相場制」になっているからです。

通常は、貿易や旅行など、実際に外貨が決済手段として必要な時のために取引が行われていたわけですが、最近では、この「変動」というものを材料にして、差益をとるという、投資・投機が為替取引として、何十倍も多くなってしまっています。

そのために、為替相場は、昔と比べて激しく変動するようになり、時には、1ドル5円くらいの変動は珍しくなくなっています。

TTS、TTBでは、2円以上相場が動くと「中値」は変わって新たな中値が適用されますが、最近では、2円くらいの変動は当たり前で、いかに為替市場が不安定で投機的になっているかがわかります。

本来の為替変動は、貿易の不均衡や金利差などから起こり、現在のように短期の資金をある国の通貨に集中的に売り浴びせるというようなことでは起こりませんでした。

ところが最近の通貨のレートの変動は主にこのような投機的な短期資金の移動で起きています。こうした急激な需給バランスの崩れは、貿易など本来の取引に大きな損害を与えます。

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